Bluesky Frame Rate Converter Version 2.0.0 を公開しました。
内部仕様の変更にともない1.xと区別したかったためナンバリング的にはメジャーバージョンアップになっています。以下、主な変更点です。
・AFMモードでモード2設定時にRadeon設定やCatalyst Control Centerの設定に関わらず24p変換を利用出来る様にした旧バージョンでモード2に設定済みであっても、必ずBlueskyFRCUtilを起動してAFMモードの「適用」ボタンを押して下さい。
注意点として、Crimson Editionの「ホームビデオ」プロファイル選択時または「デフォルト」プロファイルでZero-Copyモードが動作していない場合は利用出来ません。また、30p変換についてはこれまでと同様にRadeon設定またはCCCでFluid Motionをオンにする必要があります。
なお、「AFMモード」設定は「デバイス」設定内に移動しました。
・フレームレート検出処理を改善これにより特定の24pコンテンツでも60pで再生される様になりました。
・Zero-Copyモード有効時、シーク直後に映像が乱れるのを修正・Zero-Copyモード有効時にEVR以外が接続された場合はモードを無効にする様に変更・BlueskyFRCUtilで使用するGPUを指定出来る様にした新たに「デバイス」設定が追加され、その中にある「GPU」設定で使用GPUを指定可能です。この設定にはフレームレート変換に対応したGPUのみが表示されますが、AMD Radeonシリーズの場合はAFMモード設定で有効化が可能なため常に表示されます。
・BlueskyFRCUtilの「レート変換」に「接続時のレートチェックをスキップする」を追加通常、BlueskyFRCがプレイヤーによってデコーダと接続された際にフレームレートをチェックし、それが24fpsまたは30fpsだった場合は接続を許可し、それ以外だった場合は接続を拒否しますが、この設定をオンにするとそのチェックをスキップします。
なので、24pまたは30pのシーンがあるファイルの再生時にプレイヤーがBlueskyFRCフィルタを使用していない場合はチェックをオンにして下さい。
・細かな変更と修正IntelのiGPU対応表記についてIntelのiGPUではHaswellでフレーム補間によるレート変換に対応している旨が発表されており、実際ドライバも対応しているという応答を返していたのは正式版公開前の検証時に確認していました。
しかし、私は直接確認出来る環境ではないので、Intel HD Graphics 4600のユーザーさんに検証していただいたのですが、結果としては中間フレームが出力される事はありませんでした(ドライバが中間フレームではなくコピーフレームを出力する状態なのでフレームレートは60fpsになる状態です)。
それから1年が経過し、ハードウェア的にはSkylakeが登場する等し、BlueskyFRC的にもWindows7に対応していた場合等を含めて中途半端だった実装を完了させたので、本バージョンから「概要」欄で動作未確認の注意付でIntelのiGPUにも対応している旨を表記する様にしました。この点に関して、もし何かありましたらご連絡いただければ幸いです。
https://bluesky23.yukishigure.com/BlueskyFRC.html